COMPANY INFORMATION

会社情報

代表取締役挨拶

戸津勝行
55th
ご挨拶
ねじとともに歩んだ55年

半世紀を超えて、ハイオスは“ねじ”とともに歩み続けてまいりました。1970年、創業のきっかけとなったのは「トツねじ」の誕生です。
マイナスねじの横滑りを防ぎたい――その小さな不便を解決したいという想いから、ハイオスの歴史は始まりました。

マイナスねじの中央に凹みを設け、ドライバーの先端に凸部を付ける。このシンプルな発想が、ねじとドライバーのかみ合いを変え、ものづくりの生産効率と品質を大きく高めました。

その後も私たちは、世界初の電流制御による精密なトルクコントロールが可能な産業用電動ドライバーをはじめ、トルク制御式バッテリタイプ、オートクラッチ式ドライバー、トルク計測器など、ねじ締め技術のパイオニアとして、品質を支える革新的な製品を次々と世に送り出してきました。これらの技術と製品は、現在では世界90か国以上の製造現場で採用され、グローバルなものづくりに貢献しています。

現在、時代は大きく変化しています。製造現場では自動化やデジタル化が進み、「ねじ締め工程」もデータで管理される時代へと進化しました。ハイオスは、“ねじがどのように締結されたか”を見える化することで、品質・生産性・持続可能性を高める新たなソリューションを提供しています。

また、実際のねじ締め工程においても、「締めやすく、外しやすい」、「人にやさしく、自動化に最適」なねじ締結を追求しています。それがハイオスの使命であり、これからのものづくりに欠かせない価値だと考えています。

これまでハイオスを支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

そしてこれからも、ハイオスは“ねじ締結ソリューションカンパニー”として、ねじとともに歩み、世界のものづくりを支える「締結」の未来を築いてまいります。

株式会社ハイオス 代表取締役戸津勝行
代表プロフィール

戸津 勝行(とつ かつゆき)
代表取締役

1940年(昭和15年)、東京都墨田区押上に生まれる。中央大学卒業。

若い頃から車の整備を好み、機械に深い関心を持つ。あるとき、マイナスねじを締める作業中にドライバーが溝から滑る不便さを経験し、「ドライバーからねじが外れない方法」を模索したことが、発明への第一歩となる。

1968年(昭和43年)、28歳で戸津研究所を設立し、マイナスねじの改良製品「トツねじ」を開発・製造・販売する事業を開始。

1970年(昭和45年)、30歳のときに「トツねじ」と世界初の電気制御式ドライバーを省力化システムとして時計メーカー・精工舎(現・セイコー)に提案。翌年、本社を東京都港区赤坂に移転し、代表取締役に就任。

「Hole-In-One-System」を意味する HIOS(ハイオス) ブランドを創設し、世界市場への展開を本格的に開始。