主な特徴
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※DELTA PTはドイツEJOT社の登録商標です。
樹脂用タッピンねじとして開発されたDELTA PT® は、ねじ山とねじの谷部が特殊な形状の設計です。
ねじ山が樹脂に鋭くねじ込み、樹脂へのダメージを低減します。
繰り返し締め付けが可能なので、リサイクル性、メンテナンス性に優れています。また、ボス割れを防止して、取り付け、取り外しに、高コストがかかる金属インサートを不要にします。
さらに、ボスの外径を小さく設計することができ、部品の軽量化を実現します。
従来品との形状比較
DELTA PT®
ネジの谷径:深い
- 変位した相手部材が谷底スペースに集められる。
- フランク部(A)に当たる接触面積が多く、締結力が増加する。
- 応力がほぼゼロに近く、接触による摩擦抵抗が小さい。
- 相手部材へのダメージが無い。
他社品 (薄板ねじ用山角度60°タッピングねじ)
ネジ山角度:浅い
- 変位した相手部材の逃げるスペースが十分に無いので、部材割れを引き起こす。
- フランク部(A)に当たる面積が少なく締結力が低下する。
- 応力が増加し、接触による摩擦抵抗が大きい。
- 相手部材が材料割れする。
応力の比較
ネジ部断面:円形状
応力が分散して均一に伝わる
- 安定性に優れている。
- 相手部材にダメージを与えない。
- ボス割れを防止する。
ネジ部断面:おにぎり形状
応力が3方向に集中して伝わる
- 不安定になりやすい。
- 相手部材にダメージを与える。
- ボス割れしやすくなる。
再締め付けの比較
40回使用:ダメージが少ない
- 繰り返し締め付けが可能。
- リサイクル性に優れている。
7回使用:ダメージが大きい
- 繰り返し締め付けが不可能。
ボス割れ比較
部材割れしない
- 金属インサートが不要になる。
- ボスの内外径を薄くする事が可能。
- 材料の節約や、製品の軽量化が可能。
部材割れする
- 部材が膨張してボスに亀裂が入り、割れやすい。